いつの間にかもう師走ですね。4月の終わりに自転車で転んで右膝の膝蓋骨(しつがいこつ)という、いわゆる「膝のお皿」を骨折し、3ヶ月ほどの休業ののち、7月の終わりになんとか営業再開。いまだにリハビリ通院が続いてはいますが、それでも現在では「おおよそ11時〜18時までの営業で、不定期での週二日休業」と、まあまあ普通に開けられるようになってきました。
休業中は店の表に「店主骨折のため、しばらくの間休業いたします」と書いた、そこそこ大きな張り紙をしていたので、あとでけっこう笑われましたが、でもこれは、こんな零細個人商店が「都合によりしばらくの間休業いたします」とだけ書いていたら、もっとずっと深刻な状況を想像されがちだと思ったからなのです。本人も周りも、「あ、骨折ならしょうがないね」と、さっぱり受け止められるので、その点はわりあい気が楽でした。ちなみにこれは、ぎっくり腰の時に「ぎっくり腰で」と書くのが恥ずかしくてやめておいたばかりに、周囲にものすごく心配をかけてしまった、という経験によるものです。
部位が部位だけに、完治までには非常に時間がかかる骨折で、まだ片方松葉杖をついており、自転車にも当分乗れそうにないため、自宅から店までの3km弱をの道のりを片道1時間以上かけての徒歩通勤なのですが、この年齢(子年なので、来年年女)で、とにかくよく歩くようになったのは、これはすごく良かったなあ、と思うことのひとつです。この歩く習慣は、是非とも継続したいとは思っていますが、でも自転車に乗れるようになったら、やっぱり乗っちゃうでしょうね。
そんなこんなで、以前にも増して行動範囲が狭まり、じっとしていることが増えたこの半年ほどだったので、「では、せっかくなのでこの機会に」と、ここ数年ブログで代用していた蟲文庫のサイトをリニューアルしました。まだ、おおよその「外観」が出来たばかりで、中身はこれからですが、ぼちぼちと充実させていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします。