先日ついに自転車に乗れるようになりました。右膝の骨折から1年と3ヶ月、長かったー。片道1時間超の徒歩通勤は、もちろん悪いことばかりではないのですが、毎日の行き帰りだけでかなり消耗していましたし、これから梅雨が明けると、気温、湿度とも亜熱帯並になる倉敷なので、熱中症の不安もあり、いまは心底ほっとしています。速いし、楽だし、荷物も積める。自転車に乗れるということは本当にすばらしいですね。まだ右足の脚力が弱く、上り坂がきついのと、骨折した膝のお皿はさすがに元通りの形ではないので、踏み込みたびに「ぱちん」「ぱちん」と軟骨が鳴るような音がするのが、やや気持ち悪いのですが、ともあれ、一度粉々に砕けた骨がくっついて、こうしてまた歩いたり、自転車に乗ったりできるようになるだなんて、ほんとうにすごいことです。
そういえば、松葉杖をついて歩きはじめた頃は、道で知り合いとすれ違っても、先方は「松葉杖の人→自分の知っている人ではない」という認識で、なかなか気付かれなかったのですが、いまは反対に「松葉杖の人→あ、田中さんかな?」という人が増えたので、自転車に乗っているとほとんど気付かれません。