韓国版と四刷

先日のくるぶしの骨折からひと月あまりたちました。おかげさまで順調に回復しており、先の大型連休も途中で2日ほど休みましたが、当初からの予定通り開けることができてほっとしています。

ところで、昨年、ちくま文庫版の『わたしの小さな古本屋』が韓国語に翻訳されました。コロナが流行りはじめる直前の2019年末に打診があって「それはぜひ」とお願いしたものの、その後、どうなることかと思っていたのですが、地道に前進し、無事発売の運びとなりました。最近、この韓国版も店に置いているおかげで、ハングルも日本語も両方読めるというお客さんが、その場で読み比べて「帯の文章も内容もそのままの雰囲気ですよ」と教えてくれたり、いまハングルを勉強しているという方から「えー!すごい!」と褒められたり、とうれしいことが続いています。

そして先月、ちくま文庫『わたしの小さな古本屋』が増刷され、第四刷となりました。2016年の発売以来、今もどこかでどなたかが手に取ってくださっているのかと思うと本当にうれしいです。ありがとうございます。解説は早川義夫さん、装画は平岡瞳さん、装幀は横須賀拓さんという自慢の一冊なのです。