韓国版と四刷

先日のくるぶしの骨折からひと月あまりたちました。おかげさまで順調に回復しており、先の大型連休も途中で2日ほど休みましたが、当初からの予定通り開けることができてほっとしています。

ところで、昨年、ちくま文庫版の『わたしの小さな古本屋』が韓国語に翻訳されました。コロナが流行りはじめる直前の2019年末に打診があって「それはぜひ」とお願いしたものの、その後、どうなることかと思っていたのですが、地道に前進し、無事発売の運びとなりました。最近、この韓国版も店に置いているおかげで、ハングルも日本語も両方読めるというお客さんが、その場で読み比べて「帯の文章も内容もそのままの雰囲気ですよ」と教えてくれたり、いまハングルを勉強しているという方から「えー!すごい!」と褒められたり、とうれしいことが続いています。

そして先月、ちくま文庫『わたしの小さな古本屋』が増刷され、第四刷となりました。2016年の発売以来、今もどこかでどなたかが手に取ってくださっているのかと思うと本当にうれしいです。ありがとうございます。解説は早川義夫さん、装画は平岡瞳さん、装幀は横須賀拓さんという自慢の一冊なのです。

くるぶし

先日、またしても骨折をしてしまいました。歩行中につまづいて、尻もちをついた拍子に足首をひねり、くるぶしの骨が折れたのです。ただ、今回はきれいに(骨のずれがなく)折れたので、入院や手術は必要なく、しばらくのあいだ固定して、骨がつくの待つことになりました。前回のことがあるので、先生から治療方針を伝えられた時は正直「ラッキー!」と思いましたが、まあ、もちろん当分は両松葉杖で自転車にも乗れないので大変なんですけどね。現在、右足にはまったく体重をかけられないのですが、この固定がとれるのが、たぶん連休明けで、その後、だんだんと体重をかける練習をして……となる予定です。立て続けなもので、友人知人から「骨がもろくなっているのでは?」と心配されているのですが、どちらかということ、前回の骨折がかなり重傷だったせいで、左右のバランスが崩れて転びやすい(お年寄りや子どものように)のが主な原因ではないかと思います。最近、近所の方から「転びにくくなる靴下」というものを教えてもらったので、もうすこし治ってきたら試してみたいと思います。

そんなこんなで、店のほうはまた休み、休みのペースですが、ぼちぼちとは開店しています。よろしくお願いします。