営業再開しました

 明日からのつもりだったのですが、買取りのお客さんがみえることになったので、今日ひさしぶりに店を開けました。まだ今月いっぱいは不定期でのリハビリ通院があるため、店のほうも週二日ほど不定期に休業し、8月からは基本的に木金が定休日になる予定です。もともと7月は一年でいちばんといってもいいほど暇な時期なので、当面は「開けているだけ」の状態になりそうですが、ともあれどうぞよろしくお願いします。やっぱり帳場に座っているのがいちばん落ち着きます。

消毒用アルコールのご用意もありますので、ご自由にお使いください。

営業再開について

 こないだの足の抜釘手術から二週間がたちました。その後の経過も順調で、一年あまりに及んだ整形外科への通院もこれでひとまず終了。リハビリのほうはまだひと月ほど残っていますし、今後それなりの運動能力が戻るまでには、まだ年単位の時間がかかりそうですが、ともあれこれでひと区切り。あとは努力次第となり、ひとまずほっとしました。


 店のほうは、7月の最初の週末(4日)あたりから営業再開の予定です。まだしばらくは不定期での営業となりますが、通りかかられることがありましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ。

近所の田んぼ

退院しました

 梅雨入りしましたね。あちこちで咲く紫陽花がきれいです。先日、右足の抜釘手術(内側で固定していた金属を取り除く手術)のために入院し、無事に終わって帰ってきました。ちなみに「抜釘」は「ばってい」と読みます。相当高齢であるとか、体質的に何か大きなリスクのある人以外は、基本的には骨折の手術とセットになっているもので、時期的にもおおよそ予定通りのものだったのですが、つい先日の数ヶ月ぶりの診察で先生から「じゃ、そろそろ抜釘しますか。この日とかどうですか?」とすでに10日を切っている日程を提案され、かなりあわてました。そんなこんなで、またちょっと歩行などに支障が出ているのですが、今回は切って縫った傷によるダメージがほとんどなので、回復はかなり早そうです。なにしろ手術の翌朝には、なんとかよろよろと歩けましたので。


 店の営業再開については、通勤のための長距離歩行と在庫置き場への階段の上がり下りに問題がなくなったら、というふうに考えていますので、多分今月末くらいになると思います。比較的感染者の少ない地方の町とはいえ、このまま収束するような簡単なものではないと思うので、対策しつつ、様子を見つつ、まずはそろりそろりとやっていきたいと思います。

倉敷民藝館付近の白い紫陽花
通勤路の紫陽花
病院の紫陽花

ビニールシート

急に暑くなりましたね。昨年の骨折から、ようやくあれこれ持ち直し、元のペースを取り戻せたと思った矢先にこのたびの状況なのですが、「どうしようもないからじっとしている」ことには、なおいっそうの耐性が出来ていたおかげで、なんとか腐らずぼちぼちやっております。


そろそろ営業再開の時期を考えているところで、先日はホームセンターでビニールシートを買ってきました。すでに営業を再開しているこのあたりのお店では使っていないところが多いようなのですが、うちの場合、わたしもお客さんもおしゃべり好きで、なんだかんだと話しが長くなるのが目に見えているので、まあ、あったほうがいいだろうと思っています。
それではまた、再開時期など決まりましたらお知らせいたします。

最近よくやってくるようになった茶トラのオス猫。この写真ではわかりませんが、困った顔をしているので「困り」と呼んでいます。

臨時休業はつづきます

 こんにちは。なんとかお元気でいらっしゃいますか。今月のはじめに、ひとまず4月いっぱいは休業とお伝えいたしましたが、いまだ、というより、ますます見通しの立たない状況となってきましたので、このまま当面のあいだは臨時休業といたします。 通販ページも少しずつはアップしているのですが、もともと店売りが100%に近く、あまり通販向きの店ではないため、このたびのコロナ禍終息のあかつきには、いつでも店が開けられるよう、棚の補充や入れ替えも同時に進めております。 

 それではみなさま、どうかお体にはくれぐれもお気をつけて。この日記もぼちぼちとは更新いたしますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

レンゲ畑のアオサギ

さらなるお知らせ

 新型コロナウィルス感染拡大の状況を鑑み、ひとまず4月末まで休業することにいたしました。なお、通信販売は引き続き行っておりますので、お問合せ等はどうぞお気軽に。

 倉敷では、まだ休業しているお店はあまりないのではないかと思いますが、うちの場合は同居またはそれに近い状態の家族に後期高齢者や学校関係者が多いということも大きいです。もちろん、今後も店の維持継続、再開をいちばんにやっていきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

おしらせ

 これまで店主の体調に異変がない限りは通常営業のつもりでおりましたが、事態は深刻化するいっぽうなので、ひとまず4月いっぱいは不定期営業(もともと不定期ですけど)といたします。かなり悩みましたが、グループで行動される方が多く、店内が急激に混みあう(人同士の距離を保つことができない)という観光地の狭い店特有の問題もあり、特に土日の営業は難しいと思います。

 当面は、オンラインショップの準備と、昨年の骨折のおかげで手付かずになっている在庫置き場の発掘作業と整理とに重点をおいてやっていきたいと思います。みなさまにはご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

ソメイヨシノが咲きはじめたところなんですけどね。

疫病退散

 新型コロナウィルスに対する恐怖とそれに関する連日の報道とで、みなさん心身ともにお疲れのことと思います。わたしもです。子供の頃から見るともなしに見てきた神社のお札の「疫病退散」の文字をこんなにもリアルに感じる日が来るとは思ってもいませんでした。いまはうがいと手洗いと神頼みくらいしかしようがないですよね。

 おかげで美観地区も例年のこの時期と比べるとずいぶんひっそりとしていますが、蟲文庫については当面、これまで通り営業し、店主の体調に僅かでも異変が生じた場合は念のため休業という方針でいきたいと思います。よろしくお願いします。

STANDARD BOOKS 龍膽寺雄

 STANDARD BOOK『龍膽寺雄  焼夷弾を浴びたシャボテン』(平凡社)の挟み込みの栞に「火星とシャボテン人」という文章を書きました。そろそろ書店にも並ぶようですので、ぜひ手に取ってみてください。数年前『シャボテン幻想』(ちくま学芸文庫)の解説に「機会があればぜひ読んでもらいたい」と書いた「焼夷弾を浴びたシャボテン」が表題となった本が、このような、これまで龍膽寺雄という名前すら知らなかったような方々の目にもふれる形で発売され、とても嬉しいです。

 この中の「シャボテン狂の見る夢」というサボテンや多肉植物が夢に出てくるという話も、ふんわりとした多幸感にあふれていて大好きなのですが、「そういえば私はサボテンの夢、無いな……」と思っていた矢先のつい先日、見たこともない不思議な形をした多肉を「えー?なにこれ?」としげしげと眺める夢を見て、なにか「おかげ」をいただいたような気がしました。

ちなみにその「不思議な形の多肉」というのは、ラグビーボールくらいの大きさで松ぼっくりみたいな形の「本体」から、わりあい一般的なエケベリア系統の葉が蔓状に伸びてたくさん垂れ下がっている、というものでした。

この『龍膽寺雄 焼夷弾を浴びたシャボテン』をはじめとしたこのシリーズは、今後少しずつ新刊で入る予定です。入荷第一弾は寺田寅彦、野尻抱影、牧野富太郎、南方熊楠、中西悟堂、多田富雄、龍膽寺雄の予定です。どうぞお楽しみに。

STANDARD BOOK『龍膽寺雄  焼夷弾を浴びたシャボテン』(平凡社)栞執筆:山崎ナオコーラ・田中美穂

入荷しました(2/26更新)

26周年

 おかげさまで蟲文庫は今日で26周年を迎え、27年目となりました。おかげさまでとしか言いようがないのですが、これまで同様、一冊でもよりよい本を、一日でも長く並べていられるよう、一日、一日、こつこつとやっていきたいと思います。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 先週、店をはじめた当初からのお客さんである大阪のOさんの娘さんと息子さんが晴れ着で覗いてくださいました。娘さんは大学卒業、息子さんは成人で、お母さん(Oさんの奥様)の郷里である倉敷の写真館で記念撮影をされたのだそうです。店を移転した頃に、ベビーカーとおんぶひもとで連れられてきていたおふたりが、「まあ!こんなに立派になって」とかつてわたしも親戚のおばさんから言われたような台詞がつい口をついて出そうになりました。ただ、その時は、突然だったこともあり、わわわーと驚き喜んで、近況を伺ったり、自分の足の怪我のことを話したりしたのですが、みなさんがお帰りになったあと、続けているとこんなに幸せなこともあるんだな、とじわじわと感激してきて、そして、歳をとるとほんとに涙もろくなるものだなということを実感しました。

(Oさんご一家については、機会がありましたら『わたしの小さな古本屋』の中の「まだつぶれていません」という話と、文庫版のあとがきを読んでみてください。)

文庫版『わたしの小さな古本屋』の装画である、平岡瞳さんの版画です。